白血病(leukemia)と骨髄腫(myeloma)は血の癌

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どうもお世話になっております。

気分が乗ったので書きます。

私の彼は大学病院で医者をやっているのですが、今日面白い話を聞いたので、勉強がてら備忘録的にまとめておきたいと思います。

 

彼は癌を扱うOncologyという科にいます。これは内科の一部。アメリカにもいわゆる内科(Internal medicine department)はありますし、そこに一般的な内科の面倒を見る内科医(Internist)がいますが、例えば癌のような特殊な病気にはそれぞれ専門性を持った医者が対応します。

それが、癌(Cancer)の場合はOncologyという科になるわけです。私は今まで内科医という医者がいていわゆる「癌科」なるものを聞いた事がなかったので(Oncologyの訳は腫瘍学ですが…)、初めて聞いた時はほへーと思ったのを覚えています。

こういうのを聞くと、日本にもあるんだと思っていましたが、日本では「癌」というくくりで科が組織されることはアメリカほどメジャーじゃないのではないかと思われます。

と、こちらを読んでの印象。

がんと共に働く:[国立がん研究センター がん情報サービス]
今や、国民の2人に1人は一生のうちに1回はがんになると言われています。しかし、がんになっても、治療をしながら、仕事を続けていく方も増えてきています。「がんと共に働き、生きる」ことができる社会の実現のために、ご本人、ご家族、企業、地域社会、医療機関ができること、考えていくべきことについてご紹介しています。

受ける治療はアメリカでも日本でも、結果的には一緒になる可能性がありますが、日本ではあくまで内科と外科という枠で分けられており、「癌科」というくくりではないのではないかと。一方で上記はそうしたくくりでの検討会が最近生まれてきている、という話と解釈しました。

(すみません私も別に詳しい訳ではないのでご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。)

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白血病は血の癌

だからでしょうか。白血病と聞いて、私は癌を想像しませんでした。骨髄のドナーが必要なやつかな?くらいのイメージです。しかし、以前Blood Cancerという言葉を耳にし、

なにそれ

と聞いたら

血の癌だよ。leukemiaって聞いたことない?

 

と言われたので意味を調べたらleukemiaって白血病じゃないですか!知りませんでした。白血病は血の癌なんですね。漢字って便利ですが、日本語って物事をややこしくすることよくありますよね…。IT関連の勉強をしていてもたまに同じことを思います。

骨髄腫も血の癌

そんでもって今日は彼が職場から患者さん家族からもらったというメッセージカードを持って帰ってきました。その患者さんの病気はmultiple myeloma(マイローマ)とのこと。multiple myelomaって何ぞや?日本語訳では「多発性骨髄腫」です。

myelomaってなに

骨髄液の癌だよ。血液と同じで、全身を回ってる液。

えーでも骨髄液の癌と血液の癌はどうやって分けられるの?血液に癌細胞があるなら骨髄液にもありそうなもんじゃん。全身回ってるんだし。

 

うーんそうだね、明確に分けられる訳じゃないけど、癌細胞が影響する細胞の違いで分けられてるかな。

と、いうことは多発性骨髄腫も癌の一種なんですね。確かに、「多発性骨髄腫」で検索すると先ほども紹介したがん情報サービスのサイトがひっかかります。多発性骨髄腫って言われるとわかりにくい!日本語ってそういうとこありますよね…。(2回目)

多発性骨髄腫 基礎知識:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

がん情報サービスのサイトが多発性骨髄腫についての情報を出しているのだから、名前に違いはあれど、日本でもこれは癌の分類になるということなのでしょうか。

人間を組織する細胞

私が納得しない様子を見て彼が見せてくれたのはこちらの組織図です。

Myeloid tissue

細胞の親子図 出典: Wikipedia

人の細胞は一番上の、一般的にstem cellと呼ばれる細胞から成り立っていきます。日本語では「幹細胞」と呼ばれ、研究が進んでいますね。昔NHKか何かで見ました。人工の皮膚を作ろうとする実験など、聞いたことがある人も多いのではないのでしょうか。

例えば大火傷を追った人に皮膚を移植する際、他人の皮膚を移植すると拒絶反応が出てしまいます(成功例もあるそうですが…)。しかし、自分の幹細胞を培養して皮膚を作ることができれば拒絶反応は(理論上)起こらないことになります。

参考:がん情報サービス

そうした利用を実現するために、幹細胞の研究は今も続いているのですが、研究には「まだ細胞分裂を繰り返している幹細胞」を手に入れる必要があります。例えば、赤ちゃんですね。しかし、亡くなった赤ちゃんなどから採取するのには感情的に受け入れられないという人も多く、反対の動きもあるそうです。

影響する細胞によって呼ばれ方が異なる癌

話が脱線しましたが、幹細胞は分裂を繰り返し、図のような細胞になります。一番上のstem cellは左に進むとcommon myeloid  progenitorになります。そこから我々もお馴染みの赤血球や肥満細胞などに分裂していきます。

  • myeloid 骨髄様 (骨髄に関係する細胞という認識でOK)
  • progenitor 祖先・原型(Parentsという意味で捉えてOK)

一方、右側に分裂していった細胞は、この表では最終的にplasma cellというものになっていますね。

このplasma cellに影響するのがmultiple myeloma(多発性骨髄腫)他の血液細胞に影響するのがblood cancerだよ。人間がつけた分類ってだけだから深い意味はないね。

なるほど〜!

  • plasma cell 形質細胞

もちろん、いわゆるblood cancerの中にも分類があります。それぞれ特定の血液細胞に影響する癌に名前がつけられているということなんですね。リンパ液の癌はLymphoma(リンパ腫)という具合に。

出典: Web MD

参考:WebMD

私はメディカルの領域に疎いですが、こうしてお医者さんから話を聞くのは勉強になりますね。

とはいえ、私は英語もメディカルも全然プロではありませんので、上記の内容は間違っている可能性もありますし、今後情報がアップデートされる可能性もあります。

医療関係の方がこんなブロクを参照にすることはないかと思いますが、誰かが当該情報を利用される際は、ぜひ権威性のある情報元なども参照し、ご自身の判断でご利用ください。

ではでは。

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