デートスポットとしても名高い桜木町駅。私は横浜に住んでもう20数年以上と年季が入っておりますが、11月にアメリカ人の彼が日本に遊びに来るので、ふと「桜木町って何があったかな?」と思い改めて検索してみました。
すると思った以上にクソあまり参考にならない記事ばかりで、「えーこんなとこ行ったらデートの子たち、次の行き先迷っちゃうよ」「こんなとこ行って楽しめるかよwww」なチョイスばっかりだったので、ここはいっぱつ地元民として、桜木町について書かねばイカンなと思ったわけです。
という訳でこの記事では大人向け桜木町のお出かけスポットをご紹介します。
横浜美術館
厳密に言えば「みなとみらい駅」が最寄りの横浜美術館。この美術館は近・現代美術をメインに展開しており、過去には横山大観や印象派の特集など、非常に見所のある展示も組まれていました。
美術館周りもショッピングモールや公園が整備されており、美術館に行った後も行くところに困らないのが良い点。目の前にある「MARK ISみなとみらい」はどちらかというとファミリー向けのショッピングモールなので、
〜20代前半の方
美術館を背に右手へ直進。
- ランドマークタワー→コレットマーレでショッピング・お食事
- 横浜コスモワールド、赤レンガ方面へ
20代後半〜の方
美術館を背に右手へ直進。
- ランドマークタワー、クイーンズスクエアでショッピング、お食事
- 馬車道や山下公園あたりを散歩
などが良いのではないでしょうか。
あるいは、桜木町方面から来たのなら下記に記しましたベイクオーターに向かうのがおすすめです。おしゃれなお店が揃ってます。
横浜ベイクオーター
これ桜木町なんですか?って声が飛びそうだなとは重々承知しているんですが、はい、そうですね、こちら横浜です。横浜なんですけど、実は横浜から桜木町って散歩するのに非常に良い道が整備されていて、桜木町からこのベイクオーターを目標に歩いていく、あるいは、このベイクオーターから桜木町方面を目指すと、天気の良い日は気持ちいいです。グランモール公園を通るイメージです。
桜木町周辺はB級系きたなシュランが多めなので、おしゃれに済ませたい方は桜木町駅から攻めて横浜美術館→ベイクオーターでいかがでしょうか。夏はビアガーデンなんかもやってたりしますので、詳しくは公式サイトをチェック!
黄金町
美術館に続きまして、ちょっとカルチャー系が好きなあなたにご紹介したいのがこの黄金町。京急線の普通電車のみが止まる駅ですが、桜木町からも十分歩いて行けます。
実は桜木町から大岡川沿いは、外国人の不法滞在者も多いことで有名な、ちょっとディープな街でした。俗に「青線地帯」とも呼ばれたこのエリアは、横浜市の町おこしの一環としてアートの街に変えられつつあります。以前のような無法地帯といった感じはなくなりましたが、今も「元飲食店」が醸し出す独特な雰囲気はそこかしこで感じられます。
今では黄金町エリアマネジメントセンターというNPO法人が主体となって、川あるきやガイドツアー、陶芸教室などが受けられますので、一歩踏み込んだ桜木町を楽しみたい方はこちらもいかがでしょうか。
横浜コスモワールド
桜木町のランドマークの1つである大観覧車を備える横浜コスモワールド。桜木町へのお出かけでここを目的地とするのはナンセンスですが、赤レンガ倉庫やクイーンズスクエア、ランドマークタワーなどに行く途中にここを歩いて行くのはあり寄りのありです。
ここは1日遊び放題!なパスが売られていないため、買い物のついでなんかに立ち寄った人が気軽に入れる遊園地として親しまれています。子連れも来やすい。もちろんあの観覧車(コスモクロック21と言うらしい)や、すぐ横にあるジェットコースターも、乗り場の途中にある回数券を購入して乗れるので、人生で1度くらいは行ってもいいと思います。乗り物にもよりますが、観覧車は3歳以上で1人800円。約15分、大迫力(?)のパノラマをお楽しみいただけます。
ちなみに夜行くと前後のカップルがチューしてるのがよく見えます。雰囲気に背中を押してもらいたいあなたはぜひ!パートナーが変わるたびに行ったのが今となっては良い思い出です。
横浜赤レンガ倉庫
春と秋にはビアフェスタでビールファイトが行われるこの赤レンガ倉庫。老いも若きも楽しめるのでここは是非ともイベント時に来て欲しい場所の1つです。目玉はやはりオクトーバーフェストですが(秋口に来ると海風も当たって最高に気持ちいい)、冬にはクリスマスマーケットやアートスケートリンクの設置、夏にはグランモール公園と共にピカチュウが大量発生したりするので年中楽しめます。
この赤レンガ倉庫を一通り楽しんだ後、馬車道や関内、後にご紹介する野毛にしけこむのがおすすめルートです。(大人向け)
野毛山動物園
子ども連れにもおすすめですが、大人だけでも案外楽しめるのがこの野毛山動物園。今はどうか知らないですが、毛皮のところどころハゲたアライグマや「これ放し飼い!?」と見まごうほどの距離を悠々自適に歩いている孔雀などがいてなかなかシブいです。あまりメジャーでないので混んでないのも良いです。
動物を見に行くというよりは、散歩したりゆっくりしに行くところ、と考えていた方がいいかと思います。もちろん、動物もいるのですが、野毛山動物園のシブさはそこじゃない(?)。
桜木町駅から徒歩15分くらいで行けますが、市営バスも出ています。89系統の「一本松小学校」行き「野毛山動物園前」下車です。入園料は無料ですが、大人なみなさんはぜひとも募金をお願いいたします。
山下公園
こちらもたびたびイベントが開かれている山下公園。元町・中華街駅から行くとほど近いです。公園内のバラ園は綺麗に手入れされており、シーズン時に行くと心が洗われます。たまにコスプレイヤーさんたちが撮影などもしており、どちらも見ていて飽きません。
園内には「日本郵船氷川丸」という大きな船もあり、空も広いため、天気の良い日は芝生に寝転びながらぼーっとするのもなかなか最高です。この感じは代々木公園にはない賜物でしょう。
実は山下公園からほど近くにある横浜マリンタワーは恋人の聖地にも認定(誰に?)されているのですが、私はまだ一度たりとも行ったことがございません。どうですか、話のタネに。横浜港大さん橋も徒歩圏内ですが、行って返ってくるというだけの場所なので個人的にあれは遠くから眺めるもんだと思ってます。
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町279
045-671-3648
横浜中華街
横浜といえばこの場所、横浜中華街。泰葉が脳内で自動再生されます。若い人には通じませんね、すみません。横浜中華街は案外桜木町からも歩いて行ける場所なので、候補の1つに入れておきたいところ。
海外の中華街と比べるとこじんまりとした印象の横浜中華街ですが、たまに来ると楽しいものです。久しぶりに行ったらタピオカブームにがっつり乗っちゃってどこもかしこもタピオカだらけでした。
大人デートなら聘珍樓 横濱本店、気軽なランチなら謝甜記(並ぶかも)がハズレなしです。コーヒーならベトナム喫茶 CAFE GIANGでエッグコーヒーを楽しむのもなかなか。あるいは、食べ歩きしーの、中華街の母なる人に手相見てもらいーの、お土産探しーの…としてるだけでも楽しいです。春節の時期に行ってもいいですね。道端でもらえる焼き栗は一度もらったら最後です。罠にはかからぬよう…
チャイナドレスレンタルなんてのもありました。
野毛町
桜木町の〆はここ以外考えられません。通称「野毛」と呼ばれる野毛町。ここはお酒好き、ホルモン好き、きたなシュラン好きには是非ともおすすめしたいエリアです。朝6時まで営業している蕎麦屋や24時間営業しているタイ料理、珍獣屋など、個性が強すぎてちょっと胃がもたれそうです。
おすすめのお店ももちろんあるのですが、正直地元民の私でも行けてないお店がたくさんあります。多分コンプは無理。野毛はとりあえず行ってみて、気になったお店に入ってみてください。
川を渡って伊勢佐木町の方に行ってみてもかなりシブいお店がたくさんあります。最近は野毛は綺麗になってきてしまったので、もうちょいディープなところを攻めたいならむしろこの伊勢佐木町エリアの方がいいかもしれないです。韓国家庭料理系も結構ハズレ無しでうまいです。新大久保顔負け。
野毛町
231-0064 神奈川県横浜市中区
まとめ
お疲れ様です。勢いで紹介しました。桜木町のおすすめお出かけスポット。手軽に回るなら「ヨコハマ・みなとみらいパス」もおすすめです。桜木町・みなとみらいエリアのJR根岸線とみなとみらい線が乗り降り自由なので、横浜が地元でない人なら移動しやすいと思います。
ただ、上記ご紹介したように桜木町は電車で回るというよりも歩いて回る方が楽しいです。是非歩きやすい靴で、食っては歩き、食っては歩きした方がいろいろ回れると思います。1日で回れるのはせいぜい2〜3エリアですね。疲れちゃうので。
今回ご紹介したのは2019年9月時点、しかも個人による情報ですので、最新の情報などなどはぜひ公式サイトなどでご確認ください。
enjoy!!