こんにちは、かわいいブスです。
ジョブホッパーとしても名高い私ですが、前々職の転職の合間にアメリカのカリフォルニアに行ってきました。
ちょうど2年前ほど前の話ですが、フィリピンから帰りたての私は英語の勉強も兼ね、マッチングアプリTinderで日本の海外旅行者を狙っては東京を案内するという奇行を繰り返しておりました。
そのうちの1人が帰国後も連絡を取り続けてくれていたのですが、ちょうど彼の休日が私の退職のタイミングと重なったため、彼と、アメリカに行くついでに、向こうで結婚してそのまま移住した私の大学の友だちを訪ねに行くことにしました。
その時彼が用意してくれたのがこれから紹介するサンフランシスコ自転車旅だったんですけど、これがめちゃくちゃ良かったので備忘録と回顧録を兼ねて書きます!
多分訪ねに行かなかったらアメリカは結局後回しにして遊びには行かなかった気がするな。なんかアフリカとか行ってたと思うわ……
いやーご縁ですね。
さてさて。
という訳で今回は、サンフランシスコのグルメに舌鼓をうちつつも、同時にカロリーも消費できちゃう一石二鳥のプランをあなたのためにご用意!
っていうか実際に私が行った場所の紹介!
San Francisco Bike Tour
ルート
地図。 この☆印を自転車でまわる
こんな感じで周っていきます。
- Rincon Park(軽く散歩)
- Ferry Building(目覚めのコーヒーをいただく)
- Ford GoBike Station(自転車をレンタル)
- PIER 39(野生のアシカ鑑賞)
- Fisherman’s Wharf(クラムチャウダー)
- The Buena Vista(アイリッシュコーヒーの名店)
- Ghirardelli Square(チョコレートの名店)
- Marina Green Dr(海を横目に高級住宅街を駆け抜ける)
- Palace of Fine Arts Theatre(一息ついて庭を散歩)
- Crissy Field(ゴールデンゲートも間近)
- Golden gate bridge(自転車専用レーンも)
- Sausalito(ゴール。フェリーでバイクステーションまで)
Rincon Park
最寄のホテルからUberを使ってまずはRincon Parkへ。
アメリカは車社会でありカード社会でもあるので、滞在中はUberが必須でした。
是非とも国内にいるうちにダウンロードし、カードを登録しておいてください。
Grabも使えるのかな? Uberの競合です。 とりあえずUber使っておけば安パイ。
フィリピンに滞在している間はGrabというアプリを使っていました。
Uberと同じように、位置情報を使ってタクシーを召喚し、目的地まで連れてってもらう的な。
フィリピンで問題なく運用できているくらいなんだから、日本でも同じくらいタクシーが使いやすくなれば良いのにな。高いからな〜。既得権益か。
Uberを使う際に注意すべきことは渋滞です。
肌感で言うと90%の人が車通勤。渋滞は必至なんですね〜。
しかもオフィスの密集したここサンフランシスコのエリアは朝と夕方の渋滞がまじで半端ないです。あと駐車場は高いね。日本と同じかそれ以上するね。
話はRincon Parkに戻りますが、ここではスケートボードやローラースケート禁止のために、あらゆる平面に不自然に海産物のオブジェが貼り付けられています。
一見なんの変哲もない(?)、遊び心のある海産物たちなのですが、彼らはスーパーマリオで言うところのクリボー的役割を果たし、通行人を邪悪なマリオから守っています。 違うか。
これぞアフォーダンス。
アフォーダンス(affordance)とは、環境が動物に対して与える「意味」のことである。アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語であり、生態光学、生態心理学の基底的概念である。「与える、提供する」という意味の英語 afford から造られた。
日本でもたまに、なんの変哲もない空間に奇怪なオブジェがあったり、道路に変な模様があったりしますが、それもアフォーダンスの一つ。
奇怪なオブジェは家なき子の滞在を阻み、道路の変な模様は車のスピード抑止に一役買ってたりします。
ただおしゃれだから配置してるという訳ではない
自転車でぐるりとサンフランシスコをまわる前に、 このあたりでゆったり歩きながら眠い頭を起こすのも、1日の始まりにはなかなか良いもの。
近くには名だたる有名企業が渦めいており、IT系の人なら道中も楽しめます。
Rincon Park
The Embarcadero & Folsom St, San Francisco, CA 94105, USA
+1 415-831-2700
Ferry Building
この時は2月だったため、厚着の人もちらほらと見かけましたが、2月なら基本的には長袖のTシャツ1枚で十分です。
半袖のTシャツにカーディガン、あるいはたまの冷え込みに備えるため、ユニクロでお馴染みのウルトラライトダウンを重宝しました。
この辺りは道が広くて、歩いているだけでもう気分が良いです。
ビールの1本でも開けたいところですが、ここサンフランシスコでは禁止されています。
日本ではOKなんだよ〜と言ったら友だちは笑っていました。
「アメリカ人は日本人からしたら常に酔ってるようなもんだから。」
道も空も広ければ生き物もサイズアップするのだろうか。
散歩をしている犬の大型率が高い。
人間も大型だけど。
この道を真っ直ぐ進むとFerry buildingという建物があり、今回のバイクツアーのゴールでもあります。
と、言いたいところですが、みなさん、家に帰るまでが遠足ですからね。
紳士淑女の諸君は羽目を外し過ぎて道端で朝を迎えないように。
何にせよ、このすぐ近くで自転車を借りられるので、それでサンフランシスコの海沿いをぷらつき、残りの半周はフェリーで自転車ごと帰ってくるという魂胆です。
このFerry buildingの中にはカフェやマーケットやいくつか入っており、日本ではなかなか見ない種類のきのこが籠いっぱいに敷き詰められて販売されているいるなどのほか、様々な種類のオリーブオイルや塩を置いている店などが立ち並んでいます。
カリフォルニアは私たちが義務教育で習ったところのCs気候(夏乾燥)に位置し、イタリアなどと同様ワインやオリーブが育てやすい土地でもあります。
また別の記事にて紹介しますが、Napaにはいろいろなワイナリーや、そこから仕入れているワインのレストランがたくさんあり、カリフォルニアに来たら一度は訪れるべきスポットの1つです。
私の今回の旅での心がけは1つ。
スターバックスに行かないこと。
これのみ!
先ほどからアメリカはやれ車社会だのカード社会だのと述べてきましたが、もう一つにはスターバックス社会(とでも言うのだろうか)ということも言えます。
道を曲がればスターバックス。
真っ直ぐ直進するとスターバックス。
坂を下るとスターバックス。
区画1つにつき1つのスターバックスを配置しなければならない法律でもあるのではないかと見まごうほどのスターバックス天国(地獄)。
正確に言うとただ単にスターバックススに入る機会が何となく無かったというだけなのですが、そういう訳でこの日はPeet’s Coffeeに入りました。
私はコーヒーより紅茶派なので、お茶のメニューが豊富なPeet’s Coffeeの方が身体に合ってる気がする。
Peet’s Coffee
One Ferry Building, #43, San Francisco, CA 94111, USA
+1 415-593-3831
Ferri buildingには最近日本でもよく見かけるブルーボトルコーヒーもあります。
日本にも売っていましたが、私はここのトラベルマグがなかなかお気に入りです。
色味が鮮やかで、戸棚から見つけやすい(そこかよ)。
Peet’s Coffeeにも美味しそうなバナナケーキが売っているのですが、これからもっと美味しいものが食べられると思ってくれぐれもここでは何も食べないでください!!
Bike Stationまであと少し!
Ferry Building
One San Francisco Bay Trail, San Francisco, CA 94111, USA
Ford GoBike Station
このFerry buildingの一角、外に面している場所にこのbike stationはあります。
目の前にはマーケットが開かれているかもしれない。
とにかく、自転車が大量に置かれているため簡単に見つかるはず。
このへん!
この日はクールな女性が相棒を連れて受付をしてくれました。
どの犬の写真も居心地が悪そうに見えるのは、ひとえに私のカメラマンとしての手腕の賜物。
撮影も快く承諾してくれ、いい写真もたくさん撮れた(はず)なのですが、この記事を書いている現在、実はこの旅行で持ち歩いているSDカードが紛失(白目)。
悲しみ〜
さてこのFord GoBike、料金は改定の可能性もあるため、詳細は公式のWebサイトを参照されたし。
2018年8月24日現在は、いくつかのプランのうち1dayパスが9.95ドル(unlimited 30-minute rides in a 24-hour period for $9.95)となっています。
なかなかお手頃ではなかろうか!
ツアーのサービスもあるため、地図を見るのが面倒な怠惰な紳士・淑女の方々はそちらを利用してくださいまし。
レンタル自転車にはもちろん自転車、チェーンタイプの鍵、そして自転車の後ろにはかごがついています。
道中に少々重い荷物を買っても気軽に持ち運べるのがいいね!
別に買わんけどね!!
ここSan Franciscoでは自転車を止める場所が多くありますが、と同時に盗難も多い(であろう)ため、チェーンタイプの鍵をするのがあるあるです。
自転車に付属の鍵だと、自転車ごと取られてしまった時にもうどうしようもないので。
目的の建物などに到着したら、近くの鉄棒や策など、固定されているものに自転車を取り付けた上でその場を離れるようにしましょう。
Ford GoBike Station
San Francisco Bay Trail, San Francisco, CA 94105, USA
自転車で移動をしている人は多くないにせよ、時たま見かける。
時間帯によってはランナーも結構多い。
道路の幅も広いので、青い空の下自転車をこいで街をまわるのは気持ちいい!超!気持ちい!
PIER 39
さてやっとのことで自転車を借りられた訳ですが、先ほどのFord GoBikeからほど近いところにPIER 39というところがあります。
自転車で10分くらいだろうか。
Hard Rock Cafeが目印。
地図
PIERとは日本語で「桟橋」を意味し、PIER 31, PIER 35……などいくつものPIERがります。
その中でもこのPIER 39がとりわけ有名なのには理由があってー。
自転車を停め、中に進んで行くとAlcatraz(アルカトラズ)を模した建物や、左利き専門のグッズショップ、チョコレートショップなどが、色鮮やかに、賑やかにところ狭しと並びます。
ちなみにAlcatrazとは、San Franciscoの港から約2キロ離れたところにある島で、かの有名なギャング、Al Capone(アル・カポーネ)も収容された刑務所として有名です。
参照 Alcatraz Island – Wikipedia
このAlcatraz、周りを海で囲まれた刑務所であることはもちろんですが、実はこの辺りは潮の流れが早く、脱獄したは良いものの、泳いで陸までたどり着くまでに何人もの受刑者が溺れ死んだと言います。
そうしたことから、周りの地理も含めて脱獄が不可能な刑務所として知られているらしいです。(友人より)
この店の並びを進み、奥へ真っ直ぐ行くと、どこからともなく何かの鳴き声が聞こえてきます。わくわく。
そこで桟橋を左手に回ると、なんと!
なんとアシカがいるのです。
しかも、大量。
まごうことなくアシカ。芋洗い。
彼らこそが、このPIER 39が特別栄えているゆえん。
ところでなぜこのPIER 39にアシカが寄り付くようになったかどうかは不明。
誰かが餌をやったのか、1頭が住み着きそれを風の便りに聞いた仲間が来るようになったのかは知りませんが、こうした何の変哲もない桟橋に野生のアシカが見られるところにアメリカみを感じます。
なんか何もかもがでかい。
彼らはしきりに鳴き続け、たまに海に飛び込んではまたこの「浮き」の桟橋に飛び乗るというようなサイクルを繰り返していました。
何?そういうプログラム?
それにしても何でこんなにずっと鳴き続けているんだろうか。
トランプ政権への憂いだろうか。
PIER 39
Beach St & The Embarcadero, San Francisco, CA 94133, USA
+1 415-705-5500
To be continued…