San Francisco bike tourのつづきです。
トランプ政権を憂うアシカの群れを鑑賞し、連日のようにメディアを賑わすコメディアン大統領にアシカも思わぬところがないのだと実感しました。
そういえば最近TOEFL Testのreadingにくじらの祖先についての話がありました。
くじらの骨には退化した足の形跡があり、彼らの祖先は陸で生活していたらしい。
「Pakicetus」や「Basilosaurus」、「Ambulocetus」などで画像検索をすると、骨格から推測して作られたイメージがたくさん出てきて面白いです。
うち「Basilosaurus」が、現在のpinnipeds(鰭脚類)、つまりアシカのような骨格を持っていたというのだから興味深い……。
私たちは現在のアシカにクジラの祖先の姿を垣間見ているのだな。うむ。
さて。
San Francisco Bike Tourつづき
- Rincon Park(軽く散歩)
- Ferry Building(目覚めのコーヒー)
- Ford GoBike Station(自転車レンタル)
- PIER 39(野生のアシカ鑑賞)
- Fisherman’s Wharf(クラムチャウダー)
- The Buena Vista(アイリッシュコーヒー)
- Ghirardelli Square(チョコレート)
- Marina Green Dr(海を横目に高級住宅街を駆け抜ける)
- Palace of Fine Arts Theatre(一息ついて庭を散歩)
- Crissy Field(ゴールデンゲートも間近)
- Golden gate bridge(自転車専用レーンも)
- Sausalito(ゴール。 フェリーでバイクステーションまで)
Fisherman’s Wharf
次に目指すのはFisherman’s WharfにあるBOUDINのお店。
この辺りはFisherman(漁師)と名の冠す通り海産物が美味しく、中でもカニとクラムチャウダーは、ここサンフランシスコに来たら一度は食べて欲しい一品です。
大阪におけるたこ焼きやお好み焼きくらいの位置づけとして考えてくれ!
BOUDINという店自体は前回のPIER 39にもありますが、Fishierman’s Wharfにある店舗の方が店構えも大きく、居心地が良いです。
あと多分週末はこっちの方が混んでない。
何よりこまめに寄り道するのが楽しいじゃない!?
カモメもいる
建物に入ると2階が受付。
店員もすっごくフレンドリーです。
なぜなら対応でチップのレートが変わるから。
と思ってしまう私は汚れてる!?
店の中には私たちのように2人で来ている人たち、1人で呑んだくれているおっさん、会社の集まりらしい中国人の集団などいろんな人たちがいました。
とりあえず8ドルのドラフトビールを頼み、メニューを眺める。
とは言え頼むものはだいたい決まっているのだけれど。
突き出しには少し酸味の利いたパンとクリームが出されます。
BOUDINはそもそもBoudin Barkeryのことで、メインはそのパン。
日本だったら食べるのに日数がかかり、カビが生えるであろう大きさを誇る、でも見た目は愛らしいクマやカニのパンが並べられています。
この突き出しのパンがまずうまいので、ビールが進む。
働かないで昼間から飲むビール最高〜〜〜
パンの酸味が黒ビールの酸味とコクに程よく合って、んでもってクリームの塩気がたまらん。
これだけで一食いける。
ぺろりと平らげてしまいたいところを腹の底からぐっと我慢して、クラムチャウダー、カニとほうれん草のグラタン(だったかな)を注文。
ビールをもう一口。
ああうまい。
程なくしてクラムチャウダーとグラタンが到着におおせられる。
見てやはり思うことには、「でかい」。
なぜかこのカリフォルニアで食べるクラムチャウダーは大抵こういう大きいパンがくり抜かれ、そこにスープが注がれているというスタイル。
これが最近流行りのインスタ映えなんだろうか。
アップした方がいいかな(焦
レストランに入るたびに、注文はほどほどにしようと思っているのに、ここアメリカでそれをするのは不可能に近い気がする。
なぜって1品頼んだ時点でほどほどじゃないから!!
ましてや、長期休暇の旅行中。
普段の2倍、3倍は食べねばもったいない。
機会損失を恐るるあまり美味しく食べれる量をはるかに超過して注文することを避けられない。
クラムチャウダーは美味しい。
カニのグラタンも十二分に美味しい。
ビールと相まってパンが腹の中で膨張しているのもこの時ばかりは幸せの極み!
しかしやはりグラタンは一品多かったなー。
っていうか何でグラタンにもパンがつくのさ。
突き出し含め3品中3品がパンじゃないのさ。
スープが少なくなってくるとパンを崩して食べる
これでもかとパンがつく。パン屋だからね。
Fisherman’s Wharf
San Francisco, CA, USA
クラムチャウダーで思い出しましたが、LAのDisney Landでもクラムチャウダーを食べました。
正直味はよく覚えてませんがが、ここでもやはりスープはくり抜かれたパンに入っており、この1個でお昼は十分事足ります。
くり抜かれたパンにスープが入っているそれだけなのに、見た目は楽しいしお腹も満足する。
何と言ってもこの少し酸味のある、硬くて食べ応えのあるパンが良いんでしょうなあ。
もちろんビールとともに
The Buena Vista
この画面の前にいる諸君はアイリッシュコーヒーというものをご存知だろうか。
アイリッシュコーヒーとは、簡単にいうと
甘いコーヒーにウイスキーとホイップクリームが入ったもの という最高の飲み物で、小学生が母親に、今日の晩御飯は何か聞いた際に「ハンバーグとカレーとオムライスよ」と言われることと同じくらい最高。
麻雀で言えば天保、給料で言えば賞与というとかなり例えに差が出てしまい逆によく分かりにくい。語彙力!!
さてこのアイリッシュコーヒー、日本でもお目にかかれます。
神保町の豆工房にもありました。
くれぐれもホットで飲むと良いです。
冷たくして飲むと、このアイリッシュコーヒーの良さが生かされませんので!
Mamekōbō 近くにもう1店舗ある。
〒101-0051 Tōkyō-to, Chiyoda-ku, Kanda Jinbōchō, 1 Chome−39−9
03-3518-4123
ここThe Buena Vistaはそのアイリッシュコーヒーの名店で、San Franciscoの民にも長く愛されるコーヒーショップ。
先ほどのFisherman’s Wharfから歩いて5分ほどのところにあります。
来た道を戻るのは嫌なので、自転車ごと移動しました。
あくまでGoogle map上は
中に入ると確かに歴史を感じる店内で、ウェイター・ウェイトレスがお年を召した方々なのも渋くていい感じ。
この店のファンが描いたのか、店内の夕景を模した絵がかざられているほか、よく使われているが手入れの行き届いた棚やグラスも趣があります。
スタッフの方々はみなさん親しみやすい感じで、みんながこの店を愛してるんだなーという印象。素敵〜
※撮影許可済
さてさてこちらが肝心のアイリッシュコーヒー。
目もくらむような美味しさです。
くらむのは酒のせいか。
店に行かずともアイリッシュコーヒーが飲みたい怠惰な紳士・淑女のためにこの作り方をご紹介します。
まず用意するのは、ホットコーヒー、角砂糖、アイリッシュウイスキー、7分立てのホイップクリーム。
砂糖は角砂糖でなくともOKですが、角砂糖の方が、グラスの中で溶けていく砂糖を混ぜるのが楽しいいいいいいです。
私はこれをエスプレッソでやるのが好き。
ごりごりと溶けていく砂糖を混ぜる背徳感は蠱惑的。
まずグラスを熱湯で温めます。
グラスが温まったら熱々のコーヒーを3/4程度まで入れ、角砂糖2個を放り込み、スプーンでごりごりと混ぜます。
砂糖が完全に溶け切ったら、1.5oz(42.5g)のアイリッシュウイスキー(解説にはFull jigger of Irish Whiskeyとある)を入れ、最後に軽くホイップしたクリームを、スプーンを使ってやさしくトップにのせます。
これで完成!
ちょうど引き出しにカンペが入ったままだった
と、こういう訳でアイリッシュコーヒーは食後のデザートとしても楽しめます。
とは言え、酒はウイスキーを使っていたりとアルコール度数が少々高いため、自転車に乗る諸兄/姉達は酔いを冷ましてから再出発してください!
何よりこの後に起伏の激しい道を通る予定なので、酔っ払っているとサイクリングどころじゃないです笑
The Buena Vista
2765 Hyde St, San Francisco, CA 94109, USA
+1 415-474-5044